国道6号線沿い、我孫子市と柏市の境あたりに北星神社は建っています。
祭神は天御中主之命(アメノミナカヌシ)ということになっていますが、
おそらくこれは明治の神仏分離の後にそうなったもので、
もとは北極星を神格化した妙見菩薩を祭っていたのではないかと思われます。
その証拠という訳ではないですが、神社内には狛犬ならぬ狛亀?がいます。
神亀は妙見菩薩の乗り物。妙見菩薩像は神亀に乗っているのが一般的です。
神社内の神亀は新しいものと古いものとがありますが、
古い方の神亀は、現存するものでは日本最古のもの(天保13年(1842))なのだとか。
中国の風水に出てくる四神がいますが、北を守る神は玄武(亀と蛇が合体したような神)。
北極星を神格化した妙見菩薩の乗っているのは玄武なのかもしれません。
とすると、この神社にいる亀さんは玄武ということになるのかな?
ちなみに南を守るのは朱雀、東を守るのは青龍、西を守るのは白虎だったりします。