Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

AKG 701 のバランス接続化や映画『燃えよ剣』のこと などなど

先日買ったヘッドフォンの AKG K701 はリケーブル対応ではないけれど、他の AKG 700番シリーズの製品と違ってヘッドフォンプラグの直前まで4芯のケーブルが来ているので、そのケーブルを途中で切って4芯(4本)の線を 4.4mm バランス接続用のプラグの所定の場所に半田付けしてやれば、バランス接続(4極接続)ヘッドフォンに変身?するのでやってみました。(他にもバランス接続改造方法はいろいろありますが僕の場合はこの方法がベストなので)電気機器用の半田ごてのセットと 4.4mm のバランス接続用コネクタ(プラグ)を買ってあとは実行あるのみ。ケーブルを切ると(新品のヘッドフォンケーブルを切るのは気持ちのよいものではなかったけれど)4色の配線が出てきます。黄が L+、白が L-、赤が R+、黒が R- となっていて、この4色の線をプラグの所定の所に半田付けしてやれば出来上がり。単純で簡単だと思っていましたが細かい作業でけっこう大変でした。(こういった作業に慣れている人なら簡単なことかもしれません)で、バランス化した K701 ですが、自分で改造した(という程大袈裟ではないけれど)ことで愛着も生まれてきたし、K701 の本来の持ち味の高音はより透明感を増し、低音はタイトに引き締まって、アコーステックの楽器や女性ヴォーカルを聴くとより魅力的なヘッドフォンに変身したことが判ります。バランス化した方が音がよくなる(場合が多い)のに AKG は何故バランス接続対応のヘッドフォンを発売しないのかな? 手持ちのヘッドフォンはどれもそれぞれ魅力的なんですが、今後、バランス化した K701 に手が伸びる機会が増えそうです。値段は決して高価ではないけれど、アンプさえしっかりしていれば K701 はややクセは強いものの高音の素晴らしいヘッドフォンだと思います。ただウエットな音というか暖かな音や低音が重くズンズン響くタイプの音を求めている方には向かないと思います。噂によると AKG の700番台のヘッドフォンは本体内部で断線しやすいというか接点が弱いらしいけれど、半田ごてセットも買ったことだし、今後はもし断線しても簡単に自分で修理できそうで安心?です。AKG K701 はヘッドフォンプラグの直前まで4芯ケーブルが来ているけれど、AKG K712 など他の K700番シリーズは3芯のケーブルなので、これをバランス接続可能にするにはヘッドフォン本体を改造するしかなさそうです。いろいろ道具も買いそろえたことだし、少し調べてみてそのうち K712 のバランス接続化にトライしてみよーかな。K701 が気に入ったので同じシリーズの K702 も欲しくなってきました。割と気軽に買える価格ですから。でももし K701 と同じような音ならヘッドフォンの数ばかり増やしてもしょうがないかという気がしないでもない・・・かな?

音楽の話題です。キースジャレットの Live at Budokan 1978 というアルバムがアマゾンミュージックにアップされたので聴いてみました。ブートレグで出回っている音源と同じもののようで演奏は素晴らしいのだけど録音がイマイチなのが残念。当時 FM 放送用に収録したものかな? この頃のキースジャレットは油がのっていたというか、今聴いても彼の即興ピアノソロは素晴らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=eT8SsOQMxc8 - Keith Jarrett - My song (LIVE AT BUDOKAN 1978)
https://www.youtube.com/watch?v=rAMRHJ5otx8 - Keith Jarrett Solo concert at Budokan 12.12.1978 (FM)

NHK BS で中森明菜さんのフォークソングのライヴ番組を放送していたので録画しておいたものをさっきまで観てました。彼女、ムードがあっていいな~。もう表舞台には戻ってこないのかな? もしそうなら残念なことです。
https://www.youtube.com/watch?v=hopYVI6E8Ko - 中森明菜 - Woman

歴史上の好きな人物といえば何といっても土方歳三ということもあり、アマゾンのプライムビデオに『燃えよ剣』が入っていたので観てみました。この映画の音楽にはビゼーの曲が使われてます。「耳に残るは君の歌声」(真珠採り)や「ハバネラ」(カルメン)のメロディがドラマのバックによく流れて、幕末時代劇にしては少し不思議なムードを醸し出していました。(ドラマに合っていないという意味ではないけれど)サントラ盤がアマゾンミュージックに入っていたので聴いてみたけれど悪くなかったです。
主人公の土方歳三役は岡田准一氏だけれど、土方にしては小柄すぎるような気も。当時の剣豪達は大柄な人が多かったようなので。同様に沖田総司役の山田涼介氏も小柄すぎる感じがしました。実際のこのお二人は結構な大男だったようで。「耳に残るは君の歌声」の哀愁漂うメロディがタイトルのとおり映画を観終わってからも耳に残りました。そういえば、デイヴ ギルモア(ピンクフロイドのギタリスト)もコンサートでこの歌をうたってましたっけ。
https://www.youtube.com/watch?v=XYVUpfxUQBI -『燃えよ剣』サンウンドトラックから「幕末のアリア」
https://www.youtube.com/watch?v=kW2FMVGDBMo - 『燃えよ剣』サンウンドトラックから か「死闘のハバネラ」
https://www.youtube.com/watch?v=5hrd5Ek54VA - David Gilmour - 「耳に残るは君の歌声」は31分目あたり。