Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

Summerwind

コロナ禍でほとんど本屋へも行ってなかったのだけれど、先日、買い物にいったついでにちょっと本屋へ寄ってみました。レコードコレクターズ5月号が 「60年代のロックアルバム200」という特集を組んでいたので、聴いてないアルバムをチェックしてみようかという気になって買ってみました。家に帰ってから雑誌をぱらぱらめくっていて聴いてないアルバムが思っていた以上に多いものだなと思ったものです。聴いていないアルバムでサブスクにあるものは片っ端に聴いてみようかと思っています。ま、ぼちぼちとですが。60年代後半から70年代前半はロックの一番面白かった時期だと個人的に思っていて、昔、コメディアンだった故・内藤陳さんの『読まずに死ねるか!』というエッセイがありましたが、それを真似ていうなら『聴かずに死ねるか!』といったアルバムが沢山あります。勿論『読まずに死ねるか!』といった本も山のようにありますけど、でもまあ、そういうものが沢山あることは幸福なことなのでしょうね、きっと。

ジャケットに惹かれて Lars Danielsson & Paolo Fresu の Summerwind という 2018年に ACT レーベルから発表されたアルバムを聴いてみたところ詩情豊かでよい感じのアルバムでした。Summerwind というタイトルなのに最初の曲が Autumn leaves(枯葉)で、どうして? なーんて思いましたけど。Wiki を見ると(英文のサイトしかなかったけれど) Lars Danielsson (ラーシュ ダニエルソン)は 1958 年生まれのスウェーデンのベース、チェロ奏者、Paolo Fresu(パオロ フレス)は 1961 年イタリヤ生まれのトランペット、フリューゲルホルン奏者だそうだからもうベテランのお二人です。Lars Danielsson は他にも沢山アルバムを出していて、まだ聴いてないものばかりですけど、european voices は聴きごたえのあるアルバムでした。また注目のミュージシャンが増えました。
https://www.youtube.com/watch?v=7UIOVc5MqIk - Autumn leaves
音楽サブスクはまさにネット上、広大に広がる音楽の海で、あれこれと聴きたい音楽好きにとってつくづくよい時代(環境)になったものだと思います。下手をすると音楽の海に溺れてしまいそうですけど、でもそれはそれで、これまた幸福なことなのでしょうね、きっと。