Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

ブラームスか・・・

昨年末、知り合いと会っていて、彼はよいトシをして最近知り合った女性がいるそうで、彼女は音楽好きでことにブラームスが好きだとかいってました。
「音楽、詳しかったよね?ブラームスってどうなの?」
なーんて訊かれて
「クラシックはあまり知らないけど、『さよならをもう一度』という古い映画があって、この映画、サガンの『ブラームスがお好き』って小説が原作でさ、たしか交響曲3番がその映画で使われていてね、あれはよかったよ。ターーララ、ターララというの」
とちょっとメロディをくちずさんだところ
「ラーメン屋のチャルメラみたいだな」
なーんて応えがかえってきて、そりゃないだろうと少しムッときたけど、ま、ラーメン屋のチャルメラに似てないこともないかと苦笑したものでした。
「レンタルできそうなら『さよならをもう一度』って映画でも観てさ、彼女に会った時に話題にしたら。ブラームスが好きだというならこの映画をきっと観ているだろうから」
「面白いのか、その映画?」
「昔、観たけどつまらなくはなかったような。恋愛映画だったような気がするけれど、ブラームスの音楽のこと以外はよく覚えてないよ」
「ふーん、しかし、オマエさん、まいどつまらないことだけはよく知ってるよな」
なーんて皮肉?をいわれて、その話題はおしまいになったのでした。
で、月日は流れて、昨夜その知り合いから電話があって、
「『さよならをもう一度』って映画よかったよ。原作の小説も読んでみたけどこれも面白かった」
「それはそれは。映画や小説、ブラームス好きだとかいう彼女も知っていただろう?」
「それが知らなかったみたいで、俺がちょっと解説したら興味深そうに聞いていたよ」
「ふーん」
あまり関心ないよといった返答をしたのだけれど、
「今度、その彼女と会う時、来ないか? 三人で食事でもしよう。オマエさんがいると話題が広がりそうだからさ、彼女、美人だぜ」
美人という言葉に少し心は動いたけれど、
「う~ん、遠慮しとくか、コロナもまだ収まっていないし、それにその彼女に惚れられても困るからね・・・」
冗談まじりに誘いを断ると、
「何いってやがる」
といってから、
「奢るぜ、イタリアン、ビールも飲み放題、どう?」
と少ししつこく誘ってきたけれど、
「ま、やめとくよ。本気でコロナ怖いんだ。おふくろがトシだからうつしたら大変だしね」
「そういうことじゃしょうがないか。5月の連休あたりどうかと思ったんだけどね。その頃ならコロナも収まっているかもしれないだろう? ま、考えといてよ」
と、妙にうきうきした調子の彼の話し方が何やらアホらしくなってきて、
「仮にコロナが少し収まったとしても、プーチンが狂っているから、5月の連休まで人類が滅亡しないといいけどね」
と、応えると
「イヤなこといいやがる、ったく」
と、彼は電話を切ったのでした。こっちこそ、ったく、奥さんにいいつけてやるぞとふと思ったものでした。
https://www.youtube.com/watch?v=WCBoz0ls57k
しかし週刊文春でも記事になってたけど、ロシアの核は怖いなぁ。人類滅亡も絵空事じゃなくなってきているみたいで。ま、もうプーチンに未来はないような気がするけど、追い詰められてそれこそプーチンの頭がプッチンとキレたらさて何をしでかすのやら。

話題変わって、先日買った Grado のヘッドフォンだけれど、使っているうちに音がよくなっている気がして、改めて説明書を読んでみると、「本機の能力を充分に発揮するためにはブレークインが必要です。1日に数時間の使用にて約1週間で50%、約1ヶ月間でブレークインは完了します。ブレークインを早く終える為にCDプレーヤーのリピート機能等を利用することもできますが、音量は通常ご使用時のレベルで行ってください。また、ブレークインには特殊なソースではなく音楽をお奨めします。」なーんてことが書かれていて、ブレークインって要するにエージングのことのようです。Grado325x というヘッドフォンはどんな種類の音楽でもこなす優等生ではないけれど、ぴったりの音楽にはまると本当に素晴らしい音をだします。他の Grado のヘッドフォンも欲しくなってきました。tago studio の t3-01 というヘッドフォンも究極のナチュラサウンドといううたい文句でとても評判がよいけど、どんなものなんだろう?