Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

ATH-R70x

評判がよいので買ってみたけれどイマイチかなと思ったヘッドフォンにオーディオテクニカの開放型の ATH-R70x があります。これインピーダンスが470Ωと僕の持っているヘッドフォンではもっとも高くて、まともに鳴らすにはヘッドフォンアンプは欠かせません。(ゼンハイザーの HD-600 のインピーダンスが300Ωでしたがそれより高い。ちなみにグラドの RS 325x のインピーダンスは32Ωだったりします)開放型の割には低音もしっかり出ているし、とてもバランスのとれた「良い」ヘッドフォンなんでしょうけど、何というかただそれだけといった感じな訳です。同じ開放型のヘッドフォンでも AKG の 701 や 702 は ATH R70x の半分ぐらいの価格ですが、女性ヴォーカルを聴くと実にチャーミングな音色を出すし、ゼンハイザーの HD600 やグラドの RS325 にしてもそれぞれに魅力的なのに、この ATH R70x はイイ子ちゃんなんだけどつまらない奴といった感じとでもいうか。(人でもそういったタイプの方っていそうです)同じイイ子ちゃんタイプでも TAGO STUDIO の T3-01(密閉型) はイイ子ちゃんなりの魅力がある訳で。で、このどこかつまらない音だなと思っていた ATH R70x に 4.4mm プラグのバランスケーブルつけて聴いてみたところ印象が変わってきました。相変わらず無個性なんだけれど、無個性であるというのもそれはそれでひとつの個性なのではないかと思わせる音になってきたとでもいうか。無個性の個性なんて矛盾することを書いてますが、実際にそんなフウに感じた訳です。今後は ATH-R70x も毛嫌いせずにたまに使うヘッドフォンの仲間に入れてやろー。ま、どんなものでも長所を探せば見つかるもので、こういうこは人にもいえるのかな? ま、短所をあげつらうよりは長所を探す方が楽しいかなとも思う訳で。ATH-R70x はある程度の性能のヘッドフォンアンプがあり、聴く音楽のジャンルが決まってない人で複数のヘッドフォンを持つ気がないのなら割とよい選択かもしれません。どんな音楽でもそれなりに無難にこなしますから。

訂正です。マイルスの来日公演へ行ったのは1982年ではなくて1985年だったような気がしてきました。(数日前に書いたものも訂正しておきました)僕の行ったのは下記のコンサートだったような気がします。どうも古い話しなもので記憶が曖昧です・・・。

https://www.youtube.com/watch?v=0DqLcoIsFFM