昨日、ビートルズの Get back Rooftop Performance やマイルスデヴィスの The lost septet の1971年のライヴがアマゾンミュージックにアップされていたので、さて聴いてみようかと思っていた時に叔父の死の報せがあり、音楽を聴く気分ではなくなってしまいました。東大の大学院生の時に一級建築士の資格を取り、国鉄で駅造りにたずさわった後、鉄道技術研究所の研究員、アルバイトで理科大や芸大の講師などをしていた叔父でした。僕が小学生になる前に東京タワーや箱根や鎌倉に連れて行ってもらった記憶があります。小学校の入学式に付き添ってくれたのもこの叔父でした。大人になってからも渋谷、新宿、銀座、新橋などへよく飲みに連れて行ってもらったものです。駅舎が大好きでヨーロッパの駅見学に度々出かけていました。一緒に行こうと誘われたこともありましたっけ。音楽には全く関心のない叔父でしたが、絵や文学が好きで本の話しなどよくしていました。冗談好きな面白い叔父でした。最近は体調を崩し、会う機会もほとんどなくなっていましたが、死んでしまうとは夢にも思ってなかったのでショックです。叔父の死を知った後、従弟がコロナ陽性で自己隔離中だという報せがありました。ワクチンを２度接種していたのに・・・、オミクロン恐るべしです。
夜になってからヴァイオリンの音楽が聴きたくなって、諏訪内晶子さんとチェコフィルのメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトを聴いていたんですが、決して悲しい曲ではないのにヴァイオリンの音が感情を揺さぶり、あれこれと叔父のことが頭に浮かび、目頭が熱くなりました。
諏訪内晶子さんのヴァイオリンでチャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトです。↓
