この夏、大文字の送り火を一緒に見に行った友人から電話があって、
「花ちゃんがさ」
なーんていきなり切り出すもので、
「ん？ 花ちゃん？」
と、思わず聞き返してしまったものです。
「ほら、京都の舞妓の花ちゃんだよ」
「ああ、大文字の時の。彼女、可愛かったね、佳つ花さんだったけ？」
「そうそう、その花ちゃんなんだけどね、今度、舞妓さんから芸妓さんになるんだってさ」
「ほー、それは、それは」
「で、今月、京都へお祝いに行かないか？」
「いいねー、また佳つ花さんに会える訳か・・・」
「ただ、１２月は月末までオレ忙しくてさ、泊まりは無理っぽいから日帰りになりそうなんだけど、どう？」
「う～ん、日帰りか・・・。ま、京都まではたいして時間がかからないから日帰りもいいかもね」
「それからね、今月の２１日に歌舞伎の人間国宝の役者さんも来る飲み会があるんだけど、来ない？」
「歌舞伎は分からないからパスにしようかな。それにしても、舞妓の花ちゃんとか、歌舞伎役者さんとか、随分と遊び人ですなぁ、君は」
「いやーそれ程でも・・・」
と、友人は笑ってから
「年末から新年は休みがとれそうだから、その頃にまた同級生で集まって飲もうよ」
なーんてこともいってましたっけ。僕と同じトシとは思えない程タフな男です、この友人。
僕は方はというと、若い頃にくらべるとめっきり体が弱ってしまって・・・。最近、125ccのPCX（バイク）も重たく感じる程で、情けない。部屋にいる時はベッドで横になっている時間の方が長かったりで、体のどこかにガンでもできたのかなとふと思うことがあります。でも、ま、大丈夫でしょう。家系的にはどちらかというと、長生きなようだから。
JR東海のCM そうだ京都行こう
