Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

Long tall Sally 徒然草 などなど

暑い夏にはロックンロールが似合うということで、今回はリトル リチャードの Long tall Sally、この曲もまたビートルズの演奏の方が有名かもしれません。ジョン レノンがチャック ベリーやラリー ウイリアムズのファンだったのにたいし、ポール マッカートニーはリトル リチャードのファンだったみたい。歌詞の内容からは性的な匂いがプンプンするけれど、要は今夜はみんな大いにお楽しみってことにつきるのかな? Tutti Frutti の方はスーとデイジーという女の子のことを最高だーって歌ってます。これまた性的な匂いがするけれど、ま、たいした意味はないようで。
https://www.youtube.com/watch?v=4u-ihWoRC4w - Little Richard - Long Tall Sally / Tutti Frutti
https://www.youtube.com/watch?v=w-iA9-D_Mbw - The Beatles - Long Tall Sally

話題は変わって吉田兼好の『徒然草
「人間常住の思ひに住して、かりにも無常を観ずる事なかれ。これ第一の用心なり」これは217段の一節で、大金持ち曰くということで書かれている訳ですが、「この世が永久不変であるという信念を守り、かりそめにも無常観などにとらわれたらダメだ。これが第一の用心である」といった意味です。大金持ちになろうと思ったらいつもの日常がずっと続くものと信じる。つまりいつもどおりいつまでも原発は安全に作動するし、大地震津波なんてものは来ないし、今の平和がいつまでもずーっと続くと信じることが肝要。それに人は必ず老いて死んでゆくといった類の無常観ももったらダメなのだそうで、確かに現代でもそういう考え方や感じ方をしている人達に大金持ちは多そうな気がします。217段を読み進めてゆくと大金持ちになるにはケチになって金をつかうなとも書いてあります。しかし個人的にはつかわない金にはたして意味があるのか?と首を傾げたくなってしまいます。もっとも首など傾げているようだから僕は大金持ちになれないのかもしれません。ま、いいか、大金持ちにならなくても。たまに古典をぱらぱらめくっていると、昔読んだものでも改めて目がとまり、面白いなと再確認することがあります。ロックンロールを楽しむにも無常観なんて邪魔なだけかもしれませんね。人間いずれ病気になって死ぬにしても生きている間は死んでいない訳で。という訳で(どういう訳で?)生きている間はせいぜい楽しまなくちゃね。

https://www.youtube.com/watch?v=i5m-sgtwFck - The Beatles - Baby, you're rich man

これは大金持ちになったビートルズが自分達をちゃかしている歌かな? でかいバッグに大金をつめこみ動物園の中で何もすることがないという歌詞には笑えます。動物園というのは世の中のたとえかな?

写真は道路に書かれた「とまれ」の「れ」。この文字だけじっと見ていると「れ」の字には見えなくなってくるような・・・。「水」の字に近い気も・・・。