ビートルズの Revolver (super deluxe) を聴いてみたけれど、リミックスされた音源は左右のバランスがとれ音質も現代的になり、それなりによくなっているかな？ といったところでした。アウトテイクには面白いものもあったけれど、ビートルズのコアなファンでなければわざわざ買うまでもないブツかな？ このアルバムそのものはとても魅力的で、それは従来のものを聴いても十分に堪能できそうです。冒頭の Taxman はジョージハリスンが作った曲ですが演奏ではポールが大活躍でベースがすごい。1966年当時、こんなベースを弾く人って彼以外にいなかったのじゃないかな？
https://www.youtube.com/watch?v=ckgn7eZ-xK4
冒頭部分、ターン、ターン、タッ、タッ、ターンって弾いているのかと思ったら、ターン、タッタ、タッ、タッ、ターンって弾いていたんですね。この曲ではリードギターもポールの演奏ですがこれまたこの時代にしては斬新です。当時、このアルバムを買ってきた人は初めてこのアルバムを聴いた時、冒頭のこの曲でビートルズが何やら新しいことをはじめたのかなと感じて、アルバムを聴き進めてゆくうちにそれが確信に変わったのではないかな？ 僕はリアルタイムでこのアルバムを聴いた訳ではないのであくまでも想像ですけど。ビートルズの東京公演の少し前の時期に録音されたアルバムですが、スタジオとコンサートでは全く違ったことをやっていたんですね。Revolver を聴くとこの年にビートルズがライヴ活動をやめてしまったのが分かるような気がします。Taxman といえば下記のアニメ、面白かったです。ポールさんはきっと天才肌の人だったんでしょうね。
https://www.youtube.com/watch?v=7l0Gc9lUFIw
