Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

Get back sessions

藤本国彦氏の『ゲット・バック・ネイキッド』という本を読んでみたけれど、これはなかなか面白かったです。いわゆるビートルズゲットバックセッション、アルバムや映画のタイトルはレットイットビーだったけれど。約140時間分のフィルムの音声からおこしたメンバーそれぞれの会話が沢山収録されていて、当時のバンドの状況がよく伝わってきます。ビートルズの解散は小野洋子さんのせいみたいにいわれてきましたが、それもあるかもしれませんが、この本を読むと要するにバンド自体がどうしようもなく煮詰まっていたのが原因だったようです。事実、ジョージがジョンと喧嘩してバンドを抜けたりしていて・・・。映画ではポールとジョージが喧嘩してましたが。メンバーそれぞれのビートルズに対する考え方がまちまちで、やる気満々なのはポールのみといった感じです。後期のビートルズに関心のある方は読んでみるとよいかもしれません。僕は紙の本で買いましたが、キンドル版も出ています。50年以上前に解散したロックバンドのことなどどーでもよいかもしれませんが、この秋に映画レットイットビーのリニューアル版が公開予定だというし、より映画を楽しむためにいろいろと予習?しておくとよいかなと思いまして。それに何といってもビートルズは音楽を聴き始めた原点でもあるバンドなので個人的に興味津々な訳です。『ザ・ビートルズ・オン・ザ・ルーフ』というキンドル本も出ているので、これからこれも読んでみようかな。ちなみに YouTube でも Get back session で検索するとこの時の音源が沢山出てきますが、やたら長ったらしくてファンでなければ聴いていられないかもしれません。