蚕影神社（蚕影山神社）

筑波山の麓、つくば市田井地区の山中に蚕影（こかげ）神社があります。長～い石段をどこまでも登り、いくつかの鳥居をくぐると本殿が建っています。石段を登りつめた頃には普段の運動不足がたたり、呼吸は乱れ膝はがくがくといった状態でした。
この神社、名前のとおり養蚕の神として古くから信仰され、昔は関東一円からの参詣者を集めたそうですが、日本の養蚕の衰退とともにかつての賑わいが失われたのか、今はただひっそりとしたお社といった印象でした。
そういえば、日本の絹の発祥の地はこのあたりだという説があり、日本に絹をもたらした金色姫の伝説の伝わるお社でもあります。万葉集にも筑波山の絹をうたった歌が残っていたりしますね。

長～い石段の上に散った桜が綺麗でした。