元三大師の紅葉

昨日、筑波山の帰りに常総市の元三大師へ寄ってみました。紅葉はイマイチでしたがイチョウはよい感じに黄色くなり、地面に散った葉にも風情が感じられました。人が大勢いた筑波山から結構広い境内に誰一人いないこの寺へ来て、何やらほっと一息といった気分になりました。
この寺、創建は建長7(929)年にまでさかのぼるそうですが、元三大師と呼ばれるようになったのは江戸時代初期に天海が元三大師を勧請してからだといいます。天海さん、この寺を江戸城の鬼門除けとしたそうで、江戸幕府からの庇護を受けていたようです。

一時期、小説家の今東光が住職をしていた寺だったりもしますが、昭和30(1955)年の火災で古い堂宇が焼失してしまいました。惜しまれます。