茨城県南部はよく晴れてはいるものの寒いです。
今年の冬はいつもの年よりもぐっと寒いなー。
ふらりと守谷市の常安院という曹洞宗のお寺へ行ってみました。
境内にはまだ月曜日の夜に降った雪が残っていました。
1週間近くこんなに雪がとけずに残っているというのも、このあたりでは希です。
そんな中、お地蔵様が凛と立っていらっしゃいました。
お地蔵様とはあまり関係ないですが、昨日、『観音経』を何となくみていました。
世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名為観世音
(妙相を具えた彼(釈迦)に私は重ねて問う、尊い人間性を持った人は
何故観音様という名なのでしょう)
と始まるお経で、読んでいると現世利益のお経か? という感じで、
にわかに信じがたいところがあるんですけど、
衆生被困厄 無量苦逼身 観音妙智力 能救世間苦
(人々よ災いにあい苦悩に堪えかねても観音の智慧は必ず世間を救う)
なーんてところはたとえウソであってもそうであって欲しいなと痛切に思います。
あの大震災以後、よく考えるんですけど、
人と人は助け合わなくちゃいけなし、分かち合わねばけいないのじゃないかて。
富や仕事やそういった幸福につながるものは一部で独占しちゃいけないし、
苦しみや悲しみだって多くの人で分かち合えばいくらかは救われるのかなって。
この世界の将来は結構シビアな状況になる予感がありますが、
そういった状況をのりこえてゆくにはやはり分かち合いが大切なのじゃないかなぁ?
エゴイズトの集団ではその集団もその集団をつくる個人も結局は幸福になれないし、
破綻への道を進むことになるのではないか、そんな気がしてなりません。
そうでしょう、観音様、お地蔵様?