昨日、新聞に布施弁天のチラシが入っていたので午後出かけてみました。
チラシによるとあの松尾芭蕉さん、布施弁天を訪れたことがあるそうで、
・涼しさや真帆に真向きの山なれば 芭蕉
という句を残しているのだそうです。
山という程ではないですが、確かにこのお寺は高台にあります。
当時は近くを流れる利根川を帆船が行き来していたのかな?
・玉つばきひるもうでけり布施こもり 其角
其角さんも訪れていたんですね、ここ。
ただ布施弁天に現在も残るもっとも古い建物は本堂で、これができたのは1717年。
芭蕉さんが亡くなったのが1694年、其角さんが亡くなったのが1707年だから、
芭蕉さんも其角さんも現在の本堂も山門も鐘楼も見てないことになります。
古いお堂は戦火で焼けたというから、芭蕉さんが訪れた頃は何も建っていなかったのかも・・。
いや、祠ぐらいは建っていたのかもしれません。
芭蕉さん、本当にここへ来ているのかなと少し疑ってみたくもなりますが・・・。
下の写真は布施弁天境内から利根川の方を撮ったものです。土手で川は見えません。