Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

道祖神

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常総市守谷市の境あたり県道58号線沿いの樽井という所の小高い山の上に立つ銀色に輝く男女の像です。何かと思って寄ってみると説明板があってどうも道祖神のようです。でも、安曇野あたりによくあるという有名な双体道祖神とはだいぶ趣が違います。
この道祖神イザナギさんとイザナミさんだと説明板には書いてありますが、縁結びの神様とするのはどんなもんなんでしょう? このお二人、本当に愛し合っていたかどうかは相当に微妙ですから・・・。
イザナミさんが亡くなった後、イザナギさんは黄泉(よみ)の国までイザナミさん訪ねますが、イザナギさんがそこで見たのは蛆などわいて醜く変わりはてたイザナミさんの姿、それで、イザナギさん、逃げ出しちゃうんですね。(逃げ出すイザナギさんのお気持ち、よーく分かります)
「よくも私に恥をかかせたな!」と逃げるイザナギさんにイザナミさんは黄泉の国の醜女(しこめ)達を追っ手にかけます。追いかけてくる醜女達の攻撃を何とかかわしてイザナギさんは黄泉の国から逃げ帰ることができたのでありました。
(長い話を相当にはしょって書いています)

このお二人が仲良く並ぶ像を見ながら、そんな日本神話を思い出しました。

ちなみに、黄泉の国から逃げ帰ったイザナギさん、
「いやー、本当に嫌なものを見ちまった」
と、体を清めるんですが(禊ぎ?)そのおり、左目を洗った時に天照大神、右目を洗った時に月読尊、鼻を洗った時に須佐之男命が生まれたのだとか。