Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

天和二年の石仏

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取手市内で天和二年(1682)につくられた石仏を見かけました。天和二年といえば、あの八百屋お七が放火で焼け出された年。この年の暮れ、お七は駒込の正仙寺(円乗寺との説も)で避難生活をすることになるんですが、そこで寺小姓の生田庄之助に惚れてしまう。避難生活が終わり彼と離れて暮らすようになってからも恋慕の情は募るばかり。で、また火事にでもなれば恋しい庄之助様に会えると考えて放火。すぐに捕まって鈴が森で火刑に処せられてしまいました。
写真の石仏とお七は何の関係もありませんが、つくられた年から八百屋お七を思い出しました。西鶴の『好色五人女』ではお七の惚れた男の名が吉三郎になっていたかも。