Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

行人坂と大円寺

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山の手線目黒駅の近くの行人坂は寛永の頃、出羽の湯殿山の行人が大日如来堂を建立し修行を始めたことからその名が付いた坂です。
行人坂の途中に大円寺という古刹があります。この寺、明和9年(1772)の大火(江戸の街の三分の一を焼きつくしたといわれています)の火元となったことで知られています。そんなこともあってか大円寺では焼死した人々を供養するために天明の頃(1781~9)、境内に五百羅漢像を建立したのだとか。境内に並ぶ羅漢様は迫力があります。
この寺、火事と縁の深い寺のようで、天和2年(1682)の八百屋お七の火事の後、お七が惚れた相手、寺小姓の吉三はお七の処刑後西運と名を改め、諸国行脚の後、ここ大円寺下の明王院で、お七の菩提を弔ったのだとか、境内にあるお七地蔵は西運の寄進したものとも伝えられています。
写真は1枚目が行人坂、2枚目、3枚目、4枚目が五百羅漢、5枚目が境内のお地蔵様、6枚目がお七地蔵と西運。