茨城県南部は少し雲は多いものの今日もまずまずの天気。
年明けから毎日よく筑波山が見えます。
男体山(871メートル)と女体山(877メートル)では女体山の方が少し高いんですね。
男体山と女体山の流れが合わさった川が「みなの川」
・筑波嶺の嶺より落つるみなの川 恋ぞつもりて淵となりぬる (陽成院)
という歌はみなの川が男女の流れが合流してできた川だということが前提になっているのかな?
しかし、恋も淵になってしまっては、ちょいと鬱陶しいような・・・。
筑波山と和歌といえば、
その昔、西行法師が筑波山に登ろうとした時、岩の上に若い女が立っていたので
・磯遠く海辺も遠き山中にわかめあるこそ不思議なりけり (西行)
と、磯のワカメと若い女をかけて磯でもないのに山中にワカメ(若い女)がいるのは不思議だな。
なーんてくだらない?歌を作ったところ、
その女(実は女体山の女神)の返歌が
・筑波とは波つく山といふなればわかめあるとも苦しかるまじ
筑波山という名には「波」があるから、ワカメがあってもいいじゃん、と、これまたくだらない・・・。
西行法師は平清盛と生まれた年が同じ元永元年(1118)で、同世代の人だったりします。
だからどうした? いや、別にどうもしませんが・・・。