Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

上善如水

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肩から腕にかけて痛くてバイクに乗れないので、前に撮った写真を引っ張り出してきました。去年の10月12日に撮ったものです。

小貝川を上流へとのぼってゆくと、石下町あたりの土手の上に、老子の「上善若水」の石碑がたっています。「上善若水」は説明板のとおりですが、これにはまだ先があります。
「上善若水。水善利萬物、而不争。處衆人之所悪。故幾於道。居善地、心善淵、與善仁、言善信、正善治、事善能、動善時。夫唯不争、故無尤。」
これじゃ何だか分からないので、読み下し文にすると下記のようになります。
「上善は水の若し。水は万物を利して争わず。衆人の悪(にく)む所に処る。故に道に幾(ちか)し。居には地を善(よ)しとし、心には淵(ふか)きを善しとし、与(とも)にするは仁を善しとし、言には信を善しとし、正には治を善しとし、事には能を善しとし、動には時を善しとす。夫れ唯争わず、故に尤(とが)め無し。」
(理想的なあり方は水のようであることだ。水は万物に恩恵を与えてながら、争わず、人々が嫌がる所に身を置いている。だから水は道のあり方に近いのだ。住むには大地の上がよく、心の持ち方は奥深いのがよく、人との交わりには思いやりの心がよく、言葉は誠実なのがよく、政治は秩序があるのがよく、物事をなすには有能なのがよく、行動は時にかなっている方がいい。水は争わないからまちがうことはない。)

昔の中国には偉い人がいたのだな~。イスラエルのお偉いさん達も少しは老子でも読んでみればいいのに。

(ちなみに「上善如水」でも「上善若水」でもどちらでもいいようです)

小貝川の土手からは曇り空でしたが筑波山がよく見えました。