Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

壊れかけた建物

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

つくばみらい市の浄円寺の山門前に建つ壊れかけた建物です。
藁葺きがよい感じですが、修理して欲しいところです。
この建物が少し小さめで、壁のトタンの部分が土壁で、
で、筑波山麓の人のあまりいない静かな所に建っていたなら、
住まいとしては理想的だな~。

「たゞ仮の庵のみ、のどけくしておそれなし。
ほど狭しといへども、夜臥す床あり、昼居をる座あり、一身をやどすに不足なし。
がうな(ヤドカリ)は小さき貝をこのむ。これよく身を知るによりてなり。
みさごは荒磯に居る。すなはち人を恐るゝが故なり。
我またかくの如し。身を知り世を知れれば、願はず、まじらはず、
たゞ静かなるを望みとし、愁へなきを樂しみとす。
すべて世の人の住家をつくるならひ、必ずしも身の為にはせず。
或は妻子眷屬のためにつくり、或は親昵朋友のためにつくる。
あるは主君師匠、および財寶馬牛のためにさへ是をつくる。
われ今身のためにむすべり。人のためにつくらず。
ゆゑ如何となれば、今の世のならひ、この身のありさま、ともなふべき人もなく、
たのむべき奴もなし。たとひ広くつくれりとも、誰をかやどし、誰をかすゑむ。」

方丈記』より。

「願はず、まじらはず、たゞ静かなるを望みとし、愁へなきを樂しみとす・・・」

トシのせいか、憧れちゃいますね、そういう生活。