Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

徳満寺

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利根川と小貝川が合流する地点からやや下流利根町に徳満寺という真言宗の古刹があります。開基はいつ頃かわかりませんが、元亀年間(1570~73)の祐誠上人が中興の祖だとされています。この寺に日本最古の十九夜塔があるというので早朝に見にいってみました。十九夜塔に関しては写真の説明板のとおりです。寺の中をうろうろ歩いていると、柳田国男民俗学の原点だといわれている間引絵馬の説明板や「茨城百景 大利根の展望」の石碑、
・段々に朧よ月よ籠り堂
の句が彫られた小林一茶の句碑などがありました。ちなみに、一茶はこのあたりに住んでいた俳友の古田月船宅を度々訪れ、
・なでしこや地蔵菩薩の跡先に (これ原文のままですが「跡先」は「後先」でしょうね)
という句を残しています。この句に詠まれた地蔵菩薩は元禄年間(1688~1704)に京都の六波羅密寺から徳満寺に移されたもので、高さが2メートル程ある大地蔵だそうですが、実物を見ることはできませんでした。残念。大地蔵のご開帳は毎年11月の下旬だそうです。