夕方になると外で遊んでいた子供達はどんどん家へと帰って行く。
長年生きて人生の黄昏が近づくと、亡くなった知り合いがだんだん増えてきます。
きっと亡くなった人達は、帰って行ったのだなと、近頃、思うようになりました。
この世に生まれて来て、あれやこれやの人生をおくって、そして人生が黄昏て帰って行く。
何処へ帰るのか? きっと、もといた所へと、
今度またこの世に戻ったらどんな違う遊びをしようなどと考えながら・・・。
夕方になっても帰って行く家があればそんなに不安にはならないでしょう。
でも、迷子になって家へ帰る道が分からなくなった子供がいたとしたら、
遊びに夢中なうちはよいけれど、ふとあたりが暗くなっていることに気づいた時、
きっとその子は不安になるでしょうね。
なーに、俺の遊びは暗くなってからが本番さ、
なーんて声も聞こえてきそうですが・・・。
さて、暗くなってきたことだし、おいらもどこかへ遊びに行こうかなー。