銀杏並木は黄色く色づいたもの、まだ緑のもの、ほとんど葉を散らした木もありました。
並木道のはるか向こうにはなかなか立派な雲が見えました。
と、これだけではナンですので、また仏教の話題ですが・・・、
仏教はシャカによってはじまったのだけれど、このシャカという名前は、
ネパール近くのシャークヤ族の王様(というより族長かな)の子供として生まれて
悟りをひらいた方だから、シャークヤ族の聖者、インドの言葉でいうと「シャークヤ ムニ」
これを中国の人が漢字で書いたのが「釈迦牟尼」、尊敬を込めて「釈迦牟尼世尊」
「釈迦牟尼世尊」を省略して「釈迦」や「釈尊」や「世尊」という言葉ができたみたいだけど、
尊敬を込めた名前を省略しちゃうというのは、何というか、ある意味で凄いような。
とはいっても、やっぱり「釈迦牟尼世尊」じゃ、長すぎるし覚えにくいか・・・。
名前といえば、浄土系の仏教には名号というのがあって、
十字名号はインドの天親(てんじん)の称えた「帰命尽十方無碍光如来」
九字名号は中国の曇鸞の称えた「南無不可思議光如来」
日本でよく知られるのは六字名号の「南無阿弥陀仏」みたいですけど。
親鸞さんは自らの名をつけるのに上のインドの天親と中国の曇鸞から一字ずつとった(らしい)。
敬愛する法然さんの名前からは字をいただかなかったんですね。
そういえば有名な落語家が亡くなって、彼の戒名には思わず笑ってしまったな。