おねむなみーです。
と、これだけではナンですので・・・
ネコはなーんにも所有してません。
これ、すばらしいです。
僕の部屋を見回すとくだらないガラクタでいっぱいです。欲しいと思って買ったものでも結局はガラクタがほとんどみたいで・・・。
「家の部屋というものは、当たり前のことだが、
なかに空間があるから有用なのであって、
空間がぎっしりつまっていては使いものにならない。
この空間、この空虚、これが部屋の有用性なのだ」
と、加島祥造の訳した『老子』に書かれていましたが、まことにそのとおりですね。
がらーんと何も置いてない部屋って住み心地がよさそうです。
あれが欲しい、これが欲しいといった物欲の上に資本主義というのは成り立っているのでしょうが、必要ないモノをあれこれ所有して満足するなんてのはばかばかしいことなのかもしれません。頭の中などもそうかもしれませんね。どーでもよい知識や観念で頭をいっぱいにしていると、かえって目がくもって本質を見失うかもしれない、そんな気がしないでもありません。
「欲なければ一切足り、求むる有れば万事窮す」
というのは良寛さんの言葉だったかな? 確かにそうかもしれないとネコの寝顔を見ながら思ったのでありました。