Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

ゼンハイザーの開放型ヘッドフォンと Atom Heart Mother

我ながらすっかりヘッドフォン沼にはまっているなと思いますが、先日入手したゼンハイザーの HD490 PRO がとても気に入ったので、サードパーティーから発売されているバランス接続用ケーブルを買ってみました。バランス接続にすると音の広がりが増しレンジも広がり、ますますこのヘッドフォンが気に入りました。ヘッドフォン ケーブルが2万円ちょいという値段は少し高い気もするけど、ま、それだけのことはありました。で、HD490 PRO と他の手持ちのバランス接続のゼンハイザーの開放型ヘッドフォンの HD600、HD660S2 と比較してみました。HD490 PRO の装着感は他の2つよりも軽く側圧も弱めでつけていて疲れず、個人的にこちらのつけ心地の方が好みに合います。HD660S2 は(価格的には最初からバランスケーブルがついていることもあり、HD490 PRO よりも少し高いけれど)HD490 PRO よりももっと音が優しくソフトでありながら透明感があり、弦楽器や女性ヴォーカルなど聴くのに良い感じです。HD490 PRO はもう少しクールな音で、これまたアコースティック楽器を聴くと楽器の自然な響きがとても魅力的です。どちらのヘッドフォンも優しい上品な音質で、ただ「音」を鳴らしているのではなく「音楽」を鳴らしているといった感じで、そういう意味ではよい楽器と似ています。HD600 の側圧は HD660s2 と同様に少し強めで、音質はゼンハイザー独特のしっとりした音質ではあるもののどこか平凡な感じがします。でもその平凡なところが魅力とでもいうか、これはこれで捨てがたいヘッドフォンです。僕の持っているゼンハイザーの開放型ヘッドフォンはどれも魅力的な音を出しその差は僅差です。僅差であってもその音の差がとても気になるところがヘッドフォンの面白いところな訳で・・・。今度はゼンハイザーの密閉型ヘッドフォン HD620s でも買ってみようかな(って、もう20本近く持っているのにまだ買うのかといった気がしないでもないですが)本当は何十台ものスピーカーを交換しながら聴き比べたいところなんですが、スペース的にも金銭的にもあまり現実的ではありません。それにいうまでもないけれど、重要なのはオーディオの音質云々よりも音楽そのものですからね。

前回1970年前後のプログレ ロックは面白かったと書きましたが、昔、昔、僕のプログレ ロックとの出会いはピンク フロイドの Atom Heart Mother というアルバムでした。このアルバムを初めて聴いた時は少し大袈裟にいえばショックを受けました。まだ高校生だった頃、レコード屋(もう死語ですね)で最初にこの牛さんジャケットを見てなんじゃこりゃ?と思ったのを今でも覚えてます。牛の写真のジャケットにはアルバムタイトルもアーティスト名も書いてなくて、そういった意味でも当時は(今もか?)ユニークでした。このアルバムですっかりピンク フロイドのファンになり、その後ずっと彼らのアルバムを聴き続けたものです。E.L.P、イエス、キング クリムゾンなど他にも有名なプログレ バンドのアルバムも積極的に聴きましたが、最も注目していたのはピンク フロイドでした。個人的に1960年代の終わりから70年代前半がロックの黄金期だと思っていますが、それが一般論という訳ではないかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=rR0y06jvJhU - Atom Heart Mother - Pink Floyd
今世紀に入ってからも様々はオーケストラなどがライヴでこの曲を演奏しているようです。そういった意味でも Atom Heart Mother はロックのクラシックともいえるかも。
https://www.youtube.com/watch?v=VtldnhbjmEs
https://www.youtube.com/watch?v=0ra6B5evR2o&t=2s
https://www.youtube.com/watch?v=MbpknojwNLo
日本でも Atom Heart Mother ライヴがあるようでいつか聴きに行ってみたいものです。
https://www.youtube.com/watch?v=yTXbSSH8ZkY
ご本家 Pink FloydAtom Heart Mother の当時のライヴはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=87wgURGkC90