Hatibei's music blog

以前は写真ブログでしたが、最近はもっぱら音楽の話題です。

細野晴臣氏の COCHIN MOON

細野晴臣氏のアルバムには面白い作品が多いけれど、名義上は横尾忠則氏と共作アルバムになっている COCHIN MOON の中の HUM GHAR SAJAN というインド風?の曲は好きでたまに聴いてます。調子よくてこういったノリ好きなんだよなぁー。アルバム COCHIN MOON に関しては下記の Wiki で。あまり詳しい説明ではないけれど。細野氏と横尾氏が一緒にインドを旅行した時の経験が元になってできたアルバムなのだとか。細野氏は旅行中ひどい下痢になったそうで、そういった経験もアルバムに反映されているようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/COCHIN_MOON
HUM GHAR SAJAN ↓
https://www.youtube.com/watch?v=H0RKE318uBg
COCHIN MOON アルバム全曲 ↓
https://www.youtube.com/watch?v=E1naZiDnJg4

僕は飛行機がダメなので外国へ行ったことはないのだけれど、今年亡くなった同窓だった女友達がまだ20代だった頃ひとりでインド旅行へ行き、勇気があるなと感心したものでした。帰ってきてすぐに肝炎で彼女は入院しちゃいましたけど。入院したのが飯田橋の病院で、彼女の体調が快復して来た頃にお見舞いに行ったことを思い出しました。外出が OK だというので、夕方から夜にかけて飯田橋から神楽坂のあたりを一緒に散歩しました。肝炎で入院中の人と一緒にお酒を飲む訳にはゆかないので、喫茶店でコーヒーを飲みながらインド旅行の興味深い話を聞けました。ウン十年前のインドで結構大変な思いをしたようでした。言葉はなかなか通じないし、宿もボロだし、移動の列車の時間はデタラメだし、食べ物は口に合わないモノが多いし、体調も悪くなってくるしで、つらいことがあったようですが、それなりに面白かったみたいで「一度は行ってみなよ、インド」なーんて言っていた彼女の笑顔が今も目に浮かびます。今年、ガンが見つかった時には既に手遅れであっけなく彼女は亡くなってしまいました。病気のことは誰にも報せないで欲しいとごく親しい人に語っていたそうですが、そういうところは彼女らしいなと思ったものです。彼女が亡くなってからしばらくしてこんな夢を見ました。僕が喫茶店で彼女を待っていると、窓の外に花柄の模様の傘をさして来る彼女が見え、店内の僕に気付いた彼女は笑顔で傘を持っていない方の手を小さく振ってみせました。店に入って来た彼女は席につくこともなく、
「さあ、一緒に行きましょう」
というので、
「僕はまだ行けないよ」
と応えると彼女は残念そうな表情で笑ってましたっけ。夢はそこまでなんですが、どこへ行こうと誘っていたのかな? 一緒に行ったらもう帰って来られないような気が夢の中でしたのを覚えてます。何やらおかしな方向に話しがすすんでしまいました。いつかコーチンで月が見てみたいような・・・。(時代が変わって、今は Cochin (コーチン)ではなく、Cochi(コーチ) と呼ばれているようですね。